MENU

インスタ女子を初デートで高級店に連れて行った男の後悔

  • URLをコピーしました!

あのとき、なぜ高級店を選んだのか。

理由はわかっている。彼女のインスタを見ていたからだ。おしゃれなカフェ、ホテルのアフタヌーンティー、夜景の見えるレストラン。プロフィール写真には常に映える食事と洗練された空間が並んでいた。こういう場所が好きな人には、こういう場所に連れて行けばいい。そう思って予約を入れた。

結果として、それは失敗だった。でも失敗の内容が、想定とまったく違った。料理がまずかったわけでも、彼女が機嫌を損ねたわけでもない。ただ、何かがずっとちぐはぐだった。この記事は、その違和感の正体を整理しながら、初デートの店選びで本当に何が起きているかを書いている。


目次

インスタ女子の見え方と実態のギャップ

インスタに映る生活は編集されたハイライトだ

インスタグラムに投稿される写真は、日常のすべてではない。一週間のうちの一番いいシーンを切り取り、角度を選び、フィルターをかけて公開したものだ。おしゃれなカフェの写真が多い人が、毎日カフェに行っているわけではない。ホテルランチの投稿がある人が、外食費に惜しみなくお金を使っているわけでもない。

それをわかっていながら、インスタの世界観を彼女のリアルな好みとして解釈してしまう。そこに最初のズレがある。

映える場所と居心地がいい場所は別物

インスタ女子と呼ばれる層の多くが、映える空間と居心地がいい空間を、意識的に分けている。写真を撮りたい店と、ゆっくり話したい店は違う。初デートでそれを混同すると、おしゃれな空間で過ごしながらも、なぜかどこか落ち着かない時間になる。

盛れる写真を撮れる空間と、打ち解けられる空間は、インテリアも照明も席間の距離もまったく違う。高級店は前者を優先した設計になっていることが多い。


高級店初デートが裏目に出る3つの理由

理由1 会話より気遣いの比率が高くなる

高級レストランは、空間の設計として緊張感がある。席間が広い分、声が届きやすい。サービスが丁寧な分、スタッフの気配を常に感じる。料理が順番に運ばれてくる間、話しかけていいタイミングかどうかを読み合う時間が増える。

初めて会う相手と、この環境で4時間を過ごすのは思った以上に体力を使う。終わった後に疲れた、という感覚として残るのはそのためだ。お互いに素の顔を出しにくいまま、よそいきの自分で夜が終わる。

理由2 相手が値段を気にして話せなくなる

女性側の感覚として、ここまで出してもらったら気を使わなきゃという心理が働くことがある。食事が進むたびに、今夜いくらかかるんだろうという計算が頭の隅に出てくる。割り勘と言い出すべきか、全額出してもらっていいのかを悩みながら食べる時間は、純粋に楽しいとは言いにくい。

男性側も、高い金額を払うことへの期待が無意識に生まれる。美味しいと言ってほしい、喜んでほしい、次のデートに繋がってほしい。その期待が空気に滲むと、相手は読み取って、さらに気を使う。悪循環だ。

理由3 インスタに投稿するかどうか問題が発生する

これは笑えない現実として起きる。食事が運ばれてきた瞬間に相手がカメラを取り出す。撮影が終わるまでフォークを持つのを待つ。どのくらい待てばいいかわからない。撮り終わったとき、インスタ用と聞いていいのか、今夜の投稿に自分が映り込むのかどうかを一瞬考える。

高級店を選んだことで、この一連のシーンを自ら呼び込んでいる。デートの記録よりも投稿映えのほうが優先される時間が発生する可能性があることを、最初から計算に入れておくべきだった。


実録:高級店デートで後悔した男性・うまくいった男性のその後

高級店で後悔したAさん(31歳)のケース

インスタのフォロワーが数千人いる彼女と初めてのデートで、一人2万円を超えるフレンチを予約した。彼女は喜んでいたし、食事も美味しかった。でも帰り道、なんか疲れたな、という感覚だけが残った。

2回目のデートで今度はカジュアルな焼き鳥屋に行った。混んでいて騒がしかったが、向かいの席でビールを飲みながら話し込んだ。気づけば3時間経っていて、帰り際に彼女が今日の方が楽しかったかもと言った。

Aさんはそこで初めて、初デートのあの緊張感の正体を理解した。高い金額を払ったことで、こちら側にも相手側にも、何かを証明しなければという空気が生まれていた。それが消えた日のほうが、ふたりとも本音で話せていた。

高級店でうまくいったBさん(34歳)のケース

インスタ系の彼女との初デートで銀座のコース料理を選び、関係が長続きしているBさんのケースも聞いた。違いは何だったかを聞くと、最初に確認したからと答えた。

好きな食べ物・アレルギー・お酒が飲めるかどうかを事前にLINEで聞いた上で、店を決めた。当日も、雰囲気楽しんでる?と早い段階で一声かけた。彼女が少し緊張しているのが見えたとき、俺も緊張してると正直に言った。その一言で場が解けた。

高級店が悪かったわけじゃない、と言えるのはそういうことだ。場所が関係を作るのではなく、場所の使い方が関係を作る。


インスタ女子と長続きするカップルに共通すること

インスタの外側にある素の部分を早めに見ている

長続きしているカップルに話を聞くと、インスタで見えている姿より、その人の日常の方が好きになったという言葉が出てくることが多い。おしゃれな投稿をする彼女が、コンビニのおでんが好きだったり、部屋着がよれよれだったり、そっちが可愛かった、という話だ。

インスタの世界観を全肯定して付き合い始めると、そのモードを維持し続ける関係になりやすい。デートのたびに映える店を選ばなきゃというプレッシャーが、どちらかに生まれる。それは長くは続かない。

お金をかけない時間を早めに作っている

インスタ女子と付き合って長続きしている男性の多くが、割と早い段階でコンビニのご飯を買って公園で食べた、とか、近所をただ歩いた、という経験を持っている。その時間に相手がどんな表情をするか、何を話すかで、この人といると安心できるかどうかがわかる、という声がある。

見栄えのする場所でしか会わないうちは、お互いの演じた姿しか見えない。


初デートの店選びで本当に見るべきこと

高級店がダメというわけではない。インスタ女子には高級店が正解だというわけでもない。初デートの店選びで本当に機能するのは、その場所がふたりの会話を邪魔しないかどうかだ。

うるさすぎない、静かすぎない。隣の席と距離がある程度保たれている。料理が次々に運ばれてきて話を遮らない。手が込みすぎていて食べ方を気にしなくていい。席が並んで同じ方向を見られる形もある。

これらは価格帯とは直接関係しない。1万円のフレンチでも、3千円の個室居酒屋でも、条件を満たす店はある。

もう一つ、事前に相手の好みを確認することの価値は高い。何が好きかを聞くこと自体が、相手への関心の表れとして届く。高い店を予約するより、好きなものを聞いておく方が、大切にされていると感じる女性の方が多い。どちらかというと、そっちの話だ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次