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彼氏がギャンブル依存症かも?恋人として知っておくべき見分け方と対処法

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おかしいと感じている。でも、確信が持てない。

ギャンブルの頻度が増えている気がする、お金の話をごまかされた気がする、やめると言ったのにまた行っていた。でも依存症という言葉を使うのは大げさな気がして、自分の感覚を信じられないまま時間が過ぎている。

この記事は、彼氏のギャンブルへの向き合い方に違和感を感じている女性に向けて書いている。依存症かどうかを判断するための具体的なサインと、その後どう動くかの視点を整理した。


目次

ギャンブル依存症とは何か——趣味との決定的な違い

ギャンブル依存症は、正式には「ギャンブル障害」として医学的に定義されている精神疾患だ。意志の弱さや性格の問題ではなく、脳の報酬系に関わる疾患として認識されている。

趣味としてのギャンブルとの違いは、コントロールできるかどうかだ。趣味の範囲であれば、やめようと思えばやめられる、負けが込んでも撤退できる、決めた金額の中で完結できる。依存症になると、これらのコントロールが失われる。

ギャンブル障害の診断基準として、アメリカ精神医学会のDSM-5では、以下のような項目が挙げられている。興奮を得るためにより多くのお金を賭ける必要がある、ギャンブルをやめようとすると落ち着かなくなる、損失を取り返そうとして追いかける、ギャンブルのために嘘をつく、ギャンブルによって重要な関係や仕事を危険にさらす。これらが12ヶ月以内に4つ以上当てはまると、診断の対象になる。

重要なのは、依存症は本人の意志だけで克服できるものではないということだ。「やめると言ったのにやめられない」という状態は、意志の弱さではなく、疾患の症状だ。


ギャンブル依存症の彼氏に出やすい10のサイン

一つひとつは見落としやすいが、複数重なっているなら要注意だ。

1. 負けを取り返そうとして追いかける

一度負けると、取り返すためにさらに賭ける。この「追いかけ」の行動は、ギャンブル依存症の最も典型的なサインの一つだ。損失を受け入れて引き上げることができず、気づけば当初の何倍もの金額を使っている。

2. ギャンブルの話題が日常に増える

次のレースのこと、昨日の結果、必勝法の研究。頭の中がギャンブルに占められていて、会話の中に自然とギャンブルの話が入り込んでくる。こちらが興味を示さなくても話し続ける、という状態は、日常生活の中心にギャンブルがある証拠だ。

3. お金の話をごまかす・隠す

いくら使ったかを正直に言わない、財布の中身を見せたがらない、ATKの明細を隠す。お金の動きを隠す行動は、自分でも問題だと認識しているサインでもある。正直に言えない金額を使っているから、隠す。

4. 給料日直後にお金がなくなる

収入があるにもかかわらず、給料日から数日で手元のお金がなくなる。ギャンブルで使い切った後、月の残りを借金や節約で凌ぐパターンが繰り返される。

5. 借金が増えている

消費者金融・クレカのキャッシング・友人・家族への借り入れ。複数の借入先がある、または新しい借入先が増えているなら、ギャンブルの損失を穴埋めするために借り続けている可能性が高い。

6. やめると言ってもやめられない

「もうやめる」と言った翌週にまた行っている。この繰り返しは意志の弱さではなく、依存症の症状だ。本人もやめたいと思っている場合が多いが、やめられない。その苦しさを理解することと、その状況を受け入れ続けることは別の話だ。

7. ギャンブルに行けないときに不機嫌・イライラが増す

禁断症状に近い状態で、ギャンブルができない日に落ち着かない、イライラする、気分が沈む。ギャンブルが感情の調整手段として機能しており、それがないと情緒が不安定になる。

8. 嘘をつくことへのハードルが下がっている

ギャンブルに行っていないと嘘をつく、金額を少なく言う、仕事帰りに行っていることを隠す。嘘が習慣になっている人は、ギャンブル以外の場面でも同様のパターンを繰り返す可能性がある。

9. 大切な予定よりギャンブルを優先する

二人の記念日、約束していたデート、家族の行事。これらよりギャンブルを選ぶ、あるいはギャンブルのために約束を破るが起きているなら、優先順位がギャンブルに支配されている。

10. 一時的にやめても、何かをきっかけに再開する

ストレス・お酒・友人との会話・テレビのCM。ちょっとしたきっかけで再開し、再開したら以前と同じパターンに戻る。このサイクルは依存症の回復過程で起きやすい「再燃」の典型的な形だ。


実録:ギャンブル依存症の彼氏と付き合った人のその後

問題に気づかず傷ついたSTUさん(33歳)のケース

付き合い始めた頃、彼は競馬が好きだと言っていた。週末に少し楽しむ程度だと思っていた。でも半年後、彼の財布が毎月末になると空になることに気づいた。給料が入ると数日でなくなる、というパターンが繰り返されていた。

問い詰めると、競馬だけでなく競艇・パチンコも常用していることが判明した。借金は消費者金融2社合計で80万円。彼は「やめる」と言い、STUさんは信じた。でも2ヶ月後には再開していた。

STUさんが別れを選んだのは、自分のお金を貸してほしいと言われたときだ。「好きだったから助けたかった。でも、私が助けることで、彼が本当の助けを求めることを遅らせていたと後から気づいた」と言う。

専門機関への相談を促したVWXさん(29歳)のケース

彼のギャンブルへの依存を感じたとき、VWXさんはギャンブル依存症について調べた。そこで初めて、依存症が医療の問題であることを知った。

彼に話したのは、責める形ではなかった。「ギャンブル依存症という疾患があること、一人でやめようとするより専門家のサポートがあるほうが回復しやすいこと」を伝えた。彼は最初は否定したが、2週間後に「相談してみようと思う」と言ってきた。

国立病院機構久里浜医療センターのギャンブル依存症外来に予約を入れたのは彼自身だった。現在、回復プログラムに参加しながら、ギャンブルから離れた生活が続いている。VWXさんは「私が治したわけじゃない。でも、一人じゃないことを伝えたことが、彼が動くきっかけになったかもしれない」と言う。回復の途中であることは変わらず、再燃のリスクがあることも、ふたりで共有している。


依存症だとわかったとき、恋人にできることとできないこと

できないこと

依存症を愛情で治すことはできない。どれだけ心配しても、どれだけ一緒にいても、依存症の回復は本人と専門家の間にある。恋人にできることは、その範囲の外にある。

お金を援助することで問題を先送りすることもできない。貸したお金がギャンブルに消えることで、本人が問題の深刻さと向き合うタイミングが遅れる。助けたいという気持ちが、回復を遅らせることがある。

責め続けることも機能しない。依存症の人に「なぜやめられないのか」と責めることは、骨折した人に「なぜ歩けないのか」と責めることに近い。責めることで本人の自己嫌悪が深まり、それがギャンブルへの逃避につながることがある。

できること

専門機関の情報を渡すことはできる。ギャンブル依存症の相談窓口として、国立病院機構久里浜医療センター、各都道府県の精神保健福祉センター、ギャンブル依存症問題を考える会などがある。情報を渡すことと、行くかどうかを決めることは本人の問題だ。

自分自身を守ることができる。金銭的な援助をしない、嘘に付き合わない、依存を助長する行動を取らない。これらはあなた自身を守ると同時に、本人が問題に向き合う環境を作ることにもなる。

パートナーの家族への相談も選択肢の一つだ。依存症の回復には、周囲のサポート体制が重要で、家族が連携することで本人が動きやすくなることがある。


別れるべきか続けるべきか——判断するための視点

依存症の彼氏と付き合い続けることは、あなた自身に何を求めるかによる。

本人が問題を認識して、専門的なサポートを受けようとしているなら、回復の可能性がある。回復の道を歩いている人のそばにいることを、あなたが選ぶかどうかは自由だ。ただし、回復には時間がかかり、再燃のリスクは常にある。その現実を受け入れながら続けることができるかどうかが問いになる。

問題を認識せず、助けを求めようとしないなら、あなたにできることはほぼない。その状況でそばにいることは、あなたの消耗だけが積み上がる。

あなた自身が精神的に消耗しているかどうかを正直に見てほしい。彼のギャンブルを監視している、お金の動きを常に気にしている、嘘をつかれていないか確認し続けている。この状態が続いているなら、すでにあなた自身の生活が侵食されている。

共依存という状態がある。彼の問題を解決しようとすることが、自分の存在意義になっている状態だ。助けたいという気持ちが、離れられない理由になっているなら、自分自身のサポートも必要かもしれない。家族の会やカウンセリングは、パートナーだけでなく家族・恋人も対象としている。


依存症の彼氏を救えるのは、あなたじゃない

はっきり言う。ギャンブル依存症の彼氏を、恋人の力で回復させることはできない。愛情の深さで依存症が治るなら、すでに治っているはずだ。治っていないなら、愛情は回復の手段として機能していない。

これは冷たい言葉ではなく、依存症という疾患の性質の話だ。回復は医療と本人の意志と継続的なサポートによってしか起きない。その回復の過程をそばで見守ることを選ぶかどうかは、あなたが決めることだ。

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